油圧ブレーキのブリーディングをやってみた [自転車生活]

突然ですが、油圧ブレーキのブリーディングを出来るよう
になりたくて必要な道具をそろえてみた。
気になったときに、何でもすぐ自分で出来るようになりたいんです。

まず自分でやりたくなった理由
クルーズ君のハンドル、買ってすぐ両端を切って2年近く
ハンドル幅を狭くしていたので、ブレーキホースの長さが
余って両サイドに膨れていたのが気になって仕方が無かった。
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はい、今ではこの通り、車体の左右に膨れていたブレーキホースは
すっきり収まりました。
DSC_0220[1].jpg

必要な工具は次の通りです。

シマノのブレーキホースカッター
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ブリーディング用ジョーゴと注射器のセット
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インサートピンとオリーブ
51ogHUGaGnL._AC_SX679_.jpg

シマノ純正ブレーキ用ミネラルオイル
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もちろんプレーはホースを短くするにはオイルを抜かなくてはならない。

ケーブル式の様には行かない。

素人にはハードルが高い作業である。

でも道具をそろえてしまったし、やるしかない。

作業開始です。
オイルを抜きます。もう後戻りは出来ません。

ブレーキレバーにあるブリードスクリューを外します。
DSC04420.jpg

ちょっと待ったー。

オイルを抜く前に準備が必要でした。
ブレーキパットにオイルが付かないようにパットを外して
ダミーと入れ替える。
DSC04416.jpg
他の道具も全て足りている事を再度確認。
最後まで完結しなくては明日会社に乗っていけない。

でも最初からつまずきます。
このキャリパー、どこからオイル抜けるのか?
参考にしていたモデルと形が違えば仕組みも違う。
どうも廃番になっているようだ。BR-M6000
勘に頼ってやってみたら抜けた。
DSC04419.jpg
ブレーキレバーをにぎにぎして絞り出す。
フロントブレーキはそうでもなかったけど、リアブレーキの
オイルはすごく汚れていて黒ずんでいました。
DSC04424.jpg
しばらく放置。

オイルが完全に抜けたところでホースをキャリパーから外して、
いよいよホースの切断です。
ハンドルを目一杯きっても少し余裕を持たせた長さにします。
ざっくりですけど。
前後とも7cmくらい短く切断した。
DSC04418.jpg
シマノの専用工具の出番です。
ブレーキホースを固定してカッターでスパッとカッティング、
そのままの状態でホースの末端にインサートピンを打ち込みます。
根元まできっちり挿入できました、とてもきれいな仕上がり。
DSC04426.jpg
さすが専用工具です。

締め付けネジとオリーブはインサートピンを打ち込んだ後からでも通ります。
シマノのデュラグリスを全体に塗って締め付けネジでキャリパー本体に
しっかり固定します。
DSC04427.jpg
最後の仕上げです。
ピンク色のきれいなオイルを今回は上から流し込みます。
DSC04423.jpg

キャリパーのドレン側からあふれたオイルを注射器で受け、エアの抜け具合を
観察します。
エアーが戻らないように気を付けながら注射器でレバー側に圧をかけます。
ここでキャリパー側のドレンを締めます。

ブレーキレバーを握ったまま、ドレンを一瞬開けエアー抜き。
これを数回繰り返す。
ドレンからエアーが出ないようになったらドレンネジを
しっかり締めて、ブレーキレバーを握って手応えを感じたら
そのまましばらく放置。

数時間そのまま他のことをして過ごします。
忘れたころにブレーキレバーを握って手応えに変化が無ければ
ジョーゴを外してブリードスクリューを締めて作業は終了。


自己満足です。
何より自分で出来たことに喜びを感じました。

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プロのように自転車を両手放しで走りたいお話 [自転車生活]

決して両手放しを推奨しているのではありません。

公道では違法ですから。

それだけバランスの良い自転車であればロングライドでも疲れないでしょ、と言うお話。
自転車で走行中、常にバランスを取り続けています。

意識していなくてもです。

両手を放せると言うことは、例えば、走りながらドリンクを飲んだり、手信号を出したりと
片手を放す場面でも余裕を生みます。
何より、バランスの悪い自転車に長時間乗っていれば、気が付かないうちに
体力の消耗に繋がっているのですよ。

通勤用に買ったクルーズ君、買ってすぐに気が付きました。
この自転車ハンドルから一瞬でも手が放せない。
手を放した瞬間、左右どちらかにフラ~と傾いていきます。
とても立て直せる感じがしません。
重たいバッテリーも付いてるし、荷台も付けてるし、泥除けも。
見た目バランス悪そうだもん、仕方がない。

実は、そうじゃ無いんですよ。

これはヒントの一部です。

ノーマルの場合、ほとんどの自転車はステムが上を向いてます。
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これが改造後、ステムを交換して地面と水平。これだけでも十分効果はあります。
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確かめる方法はいくつかありますが、
まず自転車を水平にそっと持ち上げて少し揺らします。

ハンドルが左右どちらかに傾こうとしますが、何とか真っすぐを
コントロールできればOKです。
体重移動で自転車を揺らすことで直進を維持できると言うことになります。

対照的に左右どちらかにクルっと傾いて、もう自転車を揺らすだけでは
二度とハンドルを真っすぐに戻せなければ、まずアウトです。
体重移動だけでバランスをとり、直進を維持できないことになります。

まさに愛車クルーズ君、最初ノーマルの時はそっと持ち上げただけなのに
ハンドルがクルっと傾きました。

もちろん、今ではクルーズ君はどこまでもハンドルを持たずに走れますよ。

だから、手放しが目的では無いんです。

バランスの改善が、疲労軽減と安全につながると言う事ですよ。

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